One Child Nation 一人っ子の国

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1980年から2015年まで続いた中国一人っ子政策のドキュメンタリー
AFIというFilm Fesで観てきたが、Amazon Primeでも観れる。

直ぐお隣の中国でついこないだまでやっていた一人っ子政策、って言っても「一家族に子供は一人だけ」という漠然とした認識しかなかったな。
その時代に生まれた現在はアメリカ在住の一人の中国人女性が、自分の子供を連れてその実態はどうなっていたのか、故郷の中国の村を訪れ、自身の家族にホームビデオ片手に単独でインタビューしていく。

経済困難に陥り人口を減らす事でのみその困難を乗り越えられると考えた中国政府は、国全体で一人っ子政策を遂行していく。街の壁から広告、中国国民に「二人以上産む事は罪である」という思想を広めていく。
正に特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為「プロパガンダ」である。

女の子が生まれると歓迎されず、避妊手術を無理矢理させられる女性達、お産を助ける産婆さんが中絶等で5万人もの子供を殺し、ゴミ置き場に捨てられる赤ん坊、捨てられた赤ん坊を拾って孤児院へ売る売人、その子どもを養子で引き取っていくアメリカ人夫婦。
恐ろしい仕組みが成り立っていた。そしてその政策に忠実に仕えていた人々はお国の為に貢献したと称される。

内容同様映像も衝撃的なものばかり、暗い厳しい、しかし現実にあった事実の描写。

一人っ子政策の後、二人まではOKの二人っ子政策になった。しかし男女の比率を狂わせた社会は歪んでいき、今では少子化問題にまでなっている。

改めて思う、大丈夫か、中国という国は。
想像を絶する程恐ろしい国なのだ。

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